今回ご紹介する車両は2023年BABYケータワイドタイプです。
車両総重量は750kgで
長さは3.51、幅1.68、高さ2.3mの白ナンバー車両です。
今回は愛知県でキンパ屋さん、韓国料理をメインとする
キッチントレーラーのご紹介です!
初めてお客様とお話したとき感じた印象は
キンパが大好きでキンパをこよなく愛する方
のように思えました。
すごく優しい感じの女性で、でもしっかりとプランを
持っている方に思えました。
というのも車両製作にはものすごい、こだわりがあり
しっかりと店舗のブランディングが出来ており
室内レイアウトから外装部分、デザインまでこだわったキッチントレーラーです。
これは製作までにお客様と何回も打ち合わせしながら
3DCGなどを使って、完璧なプランを練ってから車両製作を開始いたしました。
まずは車両後方です。
テールラーンプ類すべてはLEDになっており車両後方からの視認性もばっちりです!
BABYケータすべての車両は後開口、横開口が標準で装備されています。
後開口の幅は1560ミリ、高さは920ミリとなってあります。
ハイ次は車両左側ですね!
横開口の幅は1800ミリ、高さ920ミリとなっており
接客口としては十分な大きさを持っています。
また標準で横、後ろ、ともに外開きカウンターテーブルが標準装備となっています。
カウンターテーブルのサイズは、開口扉と同じ幅であり、奥行きは20センチあります。
地面からの高さはおおよそ 1メートル
店舗営業時において、お客様との会計時に
バッグなどを置く高さとしては
ストレスを感じない
高さだと思います。
次に屋根看板をご紹介します。
サイズは2.7メートル、高さ90センチの
大型収納式看板です。
走る際は簡単に収納できます。
エントランス(入り口側)についているヒモを引っ張ると
看板が収納されます。
意外とここら辺のギミック(ちょっとした仕掛け)はアナログのほうが
壊れず、何も気にしないで引っ張るだけでオーケーなので楽ちんですね!
看板を出す際は車両前部についている、取っ手をヒョイと押すだけで
看板が出てきます。
看板にはガスダンパーがついており強風の時も倒れることはありません。
ボディー高さが2.3メートルあり、そこから90センチの屋根看板なので
遠くからの視認性も抜群です!
車両前方にはウインドウエアコン取付用のボックスがあり、
これは室内側をフラットにするため、外にボックスを作って
その中にウインドウエアコンを納めています。
その横にあるのは
換気扇カバーと室内の空気を調整するための
ガラリが設置されています。
一番下には外部入力コンセントがあり
これは発電機からの電気や建物からの
電気をここから入力します。
全ての電気はここからがスタートですね!
まずは焼き台テーブルからです。
このテーブルの幅は121センチ、奥行は50センチあるので
ほとんどの什器が使えるように設計しています。
もちろん天板はオールステンレスです!
テーブル高さは70センチであり、
ほとんどの什器の高さはは20センチ
ぐらいで出来ていると思いますので
什器を乗せると作業テーブルと同じぐらいの高さになります。
本来すべてステンレスにしたいところですが
目標車両重量が600キロなのでテーブルフレームはアルミフレームを
採用しています。
これはなるべく最大積載量を増やしたいので
重量を確認しながら車両を製作していきます。
また壁面にもステンレス加工しており、日々の油汚れも
すぐに掃除できるように工夫しています。
焼き台テーブルの上を見てみましょう!
これはステンレスでできたレンジーフードとなっており
料理がおいしく見えるようにダウンライトも仕込んであります。
レンジフード上にも棚として使えるよう
工夫もしてあります。
レンジフードですがこれは焼き物、揚げ物をした時の
油などの蒸気が
室内にまん延しないように、換気扇が効率よく
排出するための役割を果たしてくれています。
レンジフードがないと室内の空気が飽和状態になって
換気扇の威力も半減してしまいます。
また室内空気口(ガラリ)についてですが
空気口を設けることで換気効率がよく
熱源から出た、熱い空気を効率よく輩出するための
役割を果たしてくれています。
このレンジフードに仕込んであるダウンライトはインスタなどに写真をアップする際に
ものすごく活躍してくます!
現実問題、料理写真をきれいに撮影するのはすごく難しく
照明がものすごく大事になってきます。
また後で紹介しますがレンジフード横にもダクトレールがついており
LEDやハロゲンライトを使うことで、もう一つの角度からの
撮影用ライティングにもこだわっています。
次にテーブル下ですが
ここにも換気扇をつけてあります。
この場所で炊飯をしたときに炊飯器から出る蒸気を
効率よく外に出す役割をもっています。
またこの場所にはガスボンベ置き場としても十分なスペースがあり
ガスボンベは8キロでも、10キロでも、
ボンベを2本設置できるスペースとなっております。
次に作業テーブルについてですが
ここのエリアはキンパを巻いたり包丁でカットしたりと、十分な作業スペースとなっております。
また作業テーブル上には、ワンウェイカップ置き場として奥行20cmの吊り棚があります。
その吊り棚の下面はに先ほど説明したダクトレールが仕込んであり
これは料理動画も撮影できますし、お客様から見た商品がライティングすることによって
ものすごく奇麗にアピールできます。
魅せるキッチンとしてはかなりいい感じだと思います。
BABYケータの車高はものすごく低いので
お客様に対して提供する商品を、食べて楽しむだけではなく
実際に調理場面を見ていただき
見て、食べて、と楽しめるように設計してあります。
軽トッラクなどのキッチンカーとの、
違いはまさに
ここらへんなの、かもしれないですね
料理を目で見て、食べて楽しむというスタイルは
これからのキッチンカースタイルかもしれません。
次にシンクについてですが
これは愛知県の保健所で許可をいただくため
シンクを3つ設けてあります
全てにおいてシンク3つとは限りませんが
キッチントレーラー内でご飯も炊き
仕込みすべてをまかなうため、保健所もかなり厳しいことを
言ってきます。
もちろんのこと給排水タンクも200リットルづつ
積んでいるので何もかもすべてこの車両内で
完結できるように製作をしています。
また製作前に保健所とも打ち合わせをしており
100%許可が下りるように車両製作をおこないました。
まずこちが給水タンク200リットルです。
これはBABYCARSオリジナル商品で
強度も十分な日本製を採用しました。
排水タンクも同じくBABYCARS製の
排水専用オリジナル200リットルタンクを使用しております。
日々、排水タンクは汚れますので大きな蓋を設けて
営業終了後に簡単に洗えるよう設計されています。
よくお客様と話をするのですが
油を使わなくても排水タンクはすごく汚れます。
これは手についたちょっとした油が
タンクに付着するためです。
この油がニオイの元となって
ニオイが車内についていきます。
なので排水タンクは
こまめに掃除する事をお勧めいたします。
排出タンクの処理の仕方ですが
車両後方に小型の扉がついています。
その扉を開けて、バルブをひねれば汚い水が簡単に
排出されます。
また給水タンクに水を入れる時も、この扉を開けて
ワンタッチカプラーでつなげば
簡単に水も補給できます。
また満タンになるとオーバーフローホースという物が
ついていて、車外に水が出てきます。
そこから水が出れば満タンになったというサインになるので
車内に水があふれることなく奇麗に開店準備ができます。
それと蛇口からの水量なんですが
圧力センサー式のポンプを使っているので
蛇口をひねるだけで十分な水量を担保できます。
この蛇口はレバー式なので保健所の許認可も大丈夫です。
この圧力式ポンプを使うことによって製氷機も使うことができるので
発展性はかなりあると思います。
後シンクテーブルの上には引き戸式の収納棚も設置しました。
ここには大事なものも収納でき、ご自分の大事な荷物も
収納できるようなっております。
3つ目のシンクなのですが、これは手洗い用なので
小さめのシンクを取り付けました。
ここに使っている蛇口はお客様がこだわって
決めた蛇口がついており
商品を購入しに来たお客様にも
毎回手を洗うことを見せることができ
清潔で安心、安全をアピールすることができます。
これは女性目線ならではの発想ですよね!
でもこれからのキッチンカーは不衛生なものは
はっきり言って絶対にイヤですよね!
ハイ!
次にですね
縦型冷蔵庫のご紹介です。
容量は全体で 231リッター
冷蔵部分は 161リッター
冷凍部分は 70リッターのもので
高さ170センチ
奥行き59.1センチ
幅54.5センチなので
BABYケータにピッタリのサイズです。
上側が冷蔵庫で
下側が冷凍庫になっています。
コールドテーブルのように
冷蔵物の食材を取り出す際に
かがまなくてもいいため
作業性はいいですよね
この冷蔵庫のいいところは
冷凍庫部分が引き出し式になっているため
奥の食材も最後までしっかり管理できるようになっています。
最後にエアコンですが
夏場の暑いときにものすごく幸せになれるアイテムです。
仮に住宅用の大きいエアコンをつけても
窓が開けっぱなしではまず意味がないとと思います。
また家庭用エアコンの容量の大きい物は電力も足りずに
キッチンカーではかなり難しいですよね
汗をちょっとでも掻いたあとエアコンの前に行くと
本当についていて、よかったなーと思うアイテムだと思います。
ステンレス張り
ガラリを付けました
デザインしたものが印刷されてきました。
上記の3DCGをベースに実際の車両を製作いたしました。